誰もが予想した結果だろうが、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射に失敗した。人工衛星と称した件のミサイルは、発射後1分ほど飛行しただけで洋上に落下したという。上空で爆発してから落下したとも言われているようだが、何ともお粗末な話である。もっとも、そこは北朝鮮である。たとえ1分でも飛んだのだから、予想以上の結果と言えるかもしれない。北朝鮮などは、所詮その程度のレベルである。実際、私の周囲でも、北朝鮮のミサイルを話題にする人間は皆無だった。誰もが「どうせ飛ぶはずがない」と思っていたのだろう。そして、そのとおりになった。とんだ国威発揚である。莫大な金を1分で失うくらいなら、大量の食料を購入して国民に配布すれば、少しは国民の見る目も変わるだろうが、そういう考えを持つ人間がいないのが北朝鮮なのだろう。李氏朝鮮の時代から全く進化していないのだ。

 さて、無関心な日本国民とは異なり、テレビなどのマスメディアは何かと騒々しい。今朝も、反日タレントの筆頭格であるみのもんた氏がテレビ番組で盛んにミサイルのことを云々していた。興味がないので何を言っているのか聞かなかったが、そもそも、みのもんた氏のような反日派が、北朝鮮のミサイルのことを気に掛けるのは奇怪至極である。大嫌いな日本国民の頭上にミサイルが落ちたら、祝杯でもあげるのが反日派ではないのか。もっとも、日本にはマッカーサー憲法9条という神通力を持った条文があるから、他国から攻撃を受けたり侵略されたりすることはないというのが、彼等の主張だったはずである。つまり、北朝鮮は日本に被害が及ぶようなミサイル発射は行うはずはないし、仮にミサイルが飛んで来ても、マッカーサー憲法9条がミサイルを消滅させてくれるということではないのだろうか(笑)。常日頃の彼等の主張はそういうニュアンスだったと思うのだが、まるでカメレオンのように色を変える連中である。北朝鮮のミサイルの危険を話題にするのなら、その前に日頃の持論について、国民に謝罪するのが先ではないのか。こんな輩が、国家や国民の安全を慮っているような顔をしてミサイルを論じるのは、自分は詐欺師でございますと宣伝しているようなものであり、少しは恥を知れと言いたいところである。

 そういえば、日教組の教師たちは、「日本は外国に侵略されることはないが、万一侵略されても戦ってはいけない。それは平和主義に反する」などと教えているそうだ。座して死を待つのが日本式の平和主義というものらしいが、要するに、中国、北朝鮮、韓国などが日本を侵略するときに備えて、子供たちを洗脳しているわけだ。その根拠は、さしずめマッカーサー憲法の前文というところだろう。日本国民は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」というわけだから、そもそも、平和を愛する北朝鮮国民がミサイルなど発射するはずがないし、もし、日本に向けて発射したら、日本国民は安全と生存を保持する基盤・前提を失うわけだから、座して死を待つしかないという主張につながるのだろう。だから、いずれにせよ日本国民は、今回の北朝鮮のミサイル発射などはまるで意に介さなかったのかもしれない。生きるも死ぬも、平和を愛する北朝鮮国民次第なのである(もちろんこれは皮肉である)。

 しかし、そうだとすると、みのもんた氏のような反日派は、実はマッカーサー憲法9条の神通力など信じていないことになる。中国や北朝鮮の国民が、実は平和を愛する国民などではないことも知っていることになるが、考えてみれば当然である。彼等は日本を侵略しようとする国家の先兵なのだから。


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